せつ)” の例文
劈頭へきとう第一に掲げなければならぬのは、能楽喜多流の『舞い方及び作法の概要』と名づくる心得書の中に示されてある「鼻の表現」に関する一せつであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
第二せつの妙は初齣をゆること一等なりき。これヂドとエネエアスとの對歌ヅエツトオなり。ヂドは無情なる夫のせめては啓行いでたちの日をおそうせんことを願へり。君が爲めにはわれリユビアの種族をはづかしめき。
第五の弾がまたそれて、彼になお第三せつを歌わせた。