“瓢逸”の読み方と例文
読み方割合
ひょういつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文壇の事にくらい坂本はその雑誌記者で新進作家川田氏に材料を貰い、それを坂本一流の瓢逸ひょういつまた鋭犀えいさいに戯画化して一年近くも連載した。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私はこの遊びが好きで、よく父にせがんだものであった。父はふだんは陰気で黙りがちであったが、そんな時には巧まない瓢逸ひょういつなところが見られた。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
藤原の、からだのこなしにはどこか瓢逸ひょういつのところがある。答弁の句切り句切りに、ひょこひょことお辞儀するのだ。
議会見物 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)