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掉尾
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ちょうび
ふりがな文庫
“
掉尾
(
ちょうび
)” の例文
菊之助が
掉尾
(
ちょうび
)
の一振ともいうべきものは、明治三十年二月の歌舞伎座で勤めた「
関
(
せき
)
の
扉
(
と
)
」の小町姫であった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
もしこの狗寺に入るを見ればことごとく
住
(
とど
)
まり低頭
掉尾
(
ちょうび
)
すとある。タヴェルニエー等の紀行に、回教徒の厳峻な輩は、馬にさえ宗制通りの断食を
厲行
(
れいこう
)
する趣が見える。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
もちろん、
寓話
(
ぐうわ
)
作者としてはここで老名人に
掉尾
(
ちょうび
)
の
大活躍
(
だいかつやく
)
をさせて、名人の真に名人たるゆえんを明らかにしたいのは山々ながら、一方、また、何としても古書に記された事実を曲げる訳には行かぬ。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
二番目は「
文七元結
(
ぶんしちもっとい
)
」で、菊五郎の左官屋長兵衛、栄三郎の女房、
丑之助
(
うしのすけ
)
の娘、
家橘
(
かきつ
)
の手代文七という役割であったが、事実においてこれが団菊として
掉尾
(
ちょうび
)
の一振であったらしく
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
掉
漢検1級
部首:⼿
11画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“掉”で始まる語句
掉
掉立
掉上
掉下
掉傾
掉冠
掉抜