“掉立”の読み方と例文
読み方割合
ふりた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツイ其処に生後まだ一ヵ月もたぬ、むくむくとふとった、赤ちゃけた狗児いぬころが、小指程の尻尾しっぽを千切れそうに掉立ふりたって、此方こちら瞻上みあげている。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
太夫たゆういの、太夫いの。」と呼ぶと、駕籠の中で、しゃっきりと天窓あたま掉立ふりた
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
顱巻はちまき掉立ふりたてますと、のう。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)