“ふら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フラ
語句割合
降25.0%
觸20.8%
振12.5%
失恋8.3%
雨8.3%
麩羅8.3%
冷遇4.2%
掉4.2%
触4.2%
降雪4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初編にもいへる如く我国の雪は鵞毛(がまう)をなすは稀(まれ)なり、大かたは白砂(しらすな)を降(ふら)すが如し。冬の雪はさらに凝凍(こほる)ことなく、春にいたればこほること鉄石(てつせき)のごとし。
持つわけぢやないが、あの女は決してそんな惡いことのできる柄(がら)ぢやない。俺にはそんなことを言ひ觸(ふら)したものもわかつてゐるが、錢形の親分にお願ひして、物事を
三「ほうらそろ/\始まった、これだからうっかりした事は云われない……お母さん然う前置から詞(ことば)を振(ふら)ずに前文無しで結著(けっちゃく)の所を云って下さらなくっちゃア困りやすで……旦那あなたの思召(おぼしめし)は」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
娘ばかりじゃねェ、失恋(ふら)れた若い男、借金(かり)で首の廻らねェ、百姓爺(おやじ)の首が、ゴロンと転がったり……。
鉄路 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
遊びに出た歸路、迦旃延が坐禪するを見、群臣と共に之を埋む。一大臣佛を奉する者、後に至つて土を除く。尊者言く、却後七日、天、土を雨(ふら)して、土山、城内に滿ち、王及び人民皆な覆滅せんと。
詛言に就て (旧字旧仮名) / 南方熊楠(著)
亡兄うちゑみつゝ足下(そこ)は今天竺浪人(てんぢくらうにん)なり、ぶらりと江戸へきたりて売創(うりはじむ)る物ゆゑに天ふらなり、是(これ)に麩羅(ふら)といふ字を下(くだ)したるは麩(ふ)は小麦の粉にてつくる、羅(ら)はうすものとよむ字なり。
金に動く新造(しんぞ)のお熊が、善吉のために多少吉里の意に逆らッたのは、吉里をして心よりもなお強く善吉を冷遇(ふら)しめたのである。何だか知らぬけれども、いやでならなかッたのである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
お仏壇は、蔦ちゃんが人手にゃ渡さねえ、と云うから、私(わっし)は引背負(ひっしょ)って、一度内へ帰(けえ)ったがね、何だって、お前さん、女人禁制で、蔦ちゃんに、采(さい)を掉(ふら)せねえで、城を明渡すんだから、煩(むず)かしいや。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だろうというのがいつかそうだとなり、彼は義賊だと云い触(ふら)す者も出来て、正体の分らない人に人気が出ましてね、一方では恐怖(こわがら)れ、一方では慕われるという矛盾した状態(ありさま)にまでなったんです。
耳香水 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「今日は又た曇つて来た、何卒(どうぞ)降雪(ふら)ねば可いが」と、空眺(なが)めながら伯母は篠田を見送りの為め、其の後に付いて、雪の山路を辿(たど)り来りしが「其う云ふ次第(わけ)で、長二や、気を着けてお呉れよ、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)