“白砂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらすな44.4%
はくさ38.9%
しろすな5.6%
はくしゃ5.6%
はくしや5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白砂しらすなあがつてて、やがて蟋蟀こほろぎねやおもはるゝのが、數百すうひやく一群ひとむれ赤蜻蛉あかとんぼ
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初編にもいへる如く我国の雪は鵞毛がまうをなすはまれなり、大かたは白砂しらすなふらすが如し。
白砂しらすなの上を人々が手を取り合って行きかいしております。
東海とうかい小島こじまいそ白砂しらすな
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
まちはなれてから浪打際なみうちぎはまで、およそ二百もあつたはずなのが、白砂しらすなあし踏掛ふみかけたとおもふと
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
海岸の白砂はくさのないのは物足らぬけれど、このあたりから清澄せいちょうな温泉が出ると思えば、それくらいのことは我慢しなければなりません。
深夜の電話 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
えだあひだ白砂はくさのきれいなさかうねつてけて、そのをかうへ小學校せうがくかうがある。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
誰れから先きに動いたともなく、二人は銀杏いてふそばを離れて、盛り上げるやうに白砂はくさを敷いた道を神殿の方に歩いた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
底は一面の白砂はくさに水紋落ちてあやをなし、両岸は緑野低く春草しゅんそう煙り、森林遠くこれを囲みたり。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
脚下きゃっかは一たい白砂はくさで、そして自分じぶんっているいわほかにもいくつかのおおきないわがあちこちに屹立きつりつして
晒場さらしばには一てんちりもあらせざれば、白砂しろすな塩浜しほばまのごとし。
西は渺々びょうびょうたる伊勢の海を眼界の外にかすませて桑名くわなへ至る石船の白帆は風をはらんで、壮大な三角洲の白砂はくしゃと水とに照りあかって、かげって、通り過ぎる、低く、また、ひろびろと相隔あいへだたった両岸の松とやなぎ竹藪たけやぶと、そうして走る自転車の輪の光。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
みづひかり白砂はくしやにたよつて、くちゆふべの宿やどいたのである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)