“はくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拍車63.6%
白紗27.3%
白砂9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の信じて立てた方針では、完成文化魚のキャリコとか秋錦とかにもう一つ異種の交媒の拍車はくしゃをかけて理想魚を作るつもりだった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この夜は月えて風清く、野も林も白紗はくしゃにつつまれしようにて、何ともいいがたき良夜りょうやであった。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
西は渺々びょうびょうたる伊勢の海を眼界の外にかすませて桑名くわなへ至る石船の白帆は風をはらんで、壮大な三角洲の白砂はくしゃと水とに照りあかって、かげって、通り過ぎる、低く、また
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)