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白紗
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はくしゃ
ふりがな文庫
“
白紗
(
はくしゃ
)” の例文
そのまん中に撩乱として
白紗
(
はくしゃ
)
よりもより膜性の、幾十筋の皺がなよなよと
縺
(
もつ
)
れつ縺れつゆらめき出た。ゆらめき離れてはまた開く。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
この夜は月
冴
(
さ
)
えて風清く、野も林も
白紗
(
はくしゃ
)
につつまれしようにて、何ともいいがたき
良夜
(
りょうや
)
であった。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
高田殿は広き
白紗
(
はくしゃ
)
の蚊帳の中で、身を
悶悩
(
もんのう
)
させずにはいられなかった。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
颯
(
さっ
)
と
白紗
(
はくしゃ
)
の蚊帳に
血飛沫
(
ちしぶき
)
が散って、
唐紅
(
からくれない
)
の模様を置いた。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
紗
漢検準1級
部首:⽷
10画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々