“拍車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくしゃ77.8%
はくしや22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば始めは格別将来の目算もなくただ好きにまかせて一生懸命けんめいに技をみがいたのであろうが天稟てんぴんの才能に熱心が拍車はくしゃをかけたので
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
彼の信じて立てた方針では、完成文化魚のキャリコとか秋錦とかにもう一つ異種の交媒の拍車はくしゃをかけて理想魚を作るつもりだった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
拍車はくしやのついた踵が一度觸れると、馬は、最初驚いて竿立さをだちになつたが、やがて行つてしまつた。犬はその後を追つた。三つのものはみんな姿を消してしまつた。
うらわかき騎士きし拍車はくしや
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)