“降雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆき37.5%
ふるゆき25.0%
かうせつ12.5%
こうせつ12.5%
ふら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この降雪ゆきに、どこにいることか——当り矢のころからのことが走馬灯そうまとうのように一瞬、栄三郎の脳裡のうりをかすめる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
俊頼朝臣としよりあそんに「降雪ふるゆきたにおもかげうづもれてこずゑぞ冬の山路やまぢなりける」これらはじつに越後の雪の真景しんけいなれども、此あそん越後にきたり玉ひしにはあらず、ぞくにいふ哥人かじんながら名所めいしよをしるなり。
北のかひ雲ひたひたと押しかぶし降雪かうせつちかし紅葉も過ぎぬ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
降雪こうせつが夜のうちにあったのだ。そしてその日、妖怪に出会ったのである。
「今日は又た曇つて来た、何卒どうぞ降雪ふらねば可いが」と、空ながめながら伯母は篠田を見送りの為め、其の後に付いて、雪の山路を辿たどり来りしが「其う云ふ次第わけで、長二や、気を着けてお呉れよ、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)