“さをさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棹88.9%
掉11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棹(さをさ)して小舟を洞窟のうちにやれば、たちまち身は凄まじきものの呼吸に触るるをおぼゆ、袖のあたり、頭のうへ、船べりのもと、悉く、危き岩石の牙を噛めるにあらざるはなく
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
論じて此(こゝ)に到れば、吾人(われら)は今文明の急流中に棹(さをさ)して、両岸の江山、須臾(しゆゆ)に面目を改むるが如きを覚ふ、過去の事は歴史となりて、巻を捲(ま)かれたり、往事は之れを追論するも益なし
失敗(しつぱい)あり、喜怒(きど)有り哀楽(あいらく)ありで、一部の好小説(こうせうせつ)が出来るのです、で又(また)今後の硯友社(けんいうしや)は如何(いかに)と云(い)ふのも面白(おもしろ)い問題で、九年の平波(へいは)に掉(さをさ)して居(ゐ)た私(わたし)の気運(きうん)も
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)