“蒼黝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおぐろ80.0%
あをぐろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
波のようにゆるく起伏する大雪原をふち取りした、明るい白樺の疎林や、蒼黝あおぐろい針葉樹の列が、銀色の雪の上にクッキリと濃紫こむらさきの影をおとし
下の方はまっ白な雲になっていることもあれば海か陸かただ蒼黝あおぐろく見えることもある、昼はお日さまの下を夜はお星さまたちの下をどんどんどんどんかけて行くんだ。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
けれどももしこれがしんとした蒼黝あをぐろい空間でならば全くどんなにいいだらう。それでも仕方ない。
山地の稜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)