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『山地の稜』
ふりがな文庫
『
山地の稜
(
さんちのりょう
)
』
高橋吉郎が今朝は殊に小さくて青じろく少しけげんさうにこっちを見てゐる。清原も見てゐる。たった二人でぬれた運動場の朝のテニスもさびしいだらう。そのいぶかしさうな眼はどこかへ行くならおれたちも行きたいなと云ふのか。それとも私が温床へ水でも灌ぐと …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
善
(
ゆ
)
群青
(
ぐんじゃう
)
浴槽
(
よくさう
)
却
(
かへ
)
為
(
ため
)
稜
(
りょう
)
大股
(
おほまた
)
居
(
を
)
米子
(
よねこ
)
差支
(
さしつか
)
蒼黝
(
あをぐろ
)
浸
(
し
)
虎戸
(
とらと
)
石垣
(
いしがき
)
純哉
(
じゅんや
)
澱
(
よど
)
語
(
ことば
)
誰
(
たれ
)
陽
(
ひ
)
霽
(
は
)
眼
(
め
)
灌
(
そそ
)
濾
(
こ
)
一寸
(
ちょっと
)
枕木
(
まくらぎ
)
斯
(
か
)
挨拶
(
あいさつ
)
崖
(
がけ
)
啼
(
な
)
唇
(
くちびる
)
云
(
い
)