“独房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どくぼう70.0%
セリュウル10.0%
へや10.0%
エルミタアジュ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うん、こんどは、きみの車にのせて、ぼくもそばについて行こう。独房どくぼうにいれて、かぎをかけてしまうまでは、ゆだんができないからね。」
妖星人R (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
斎室レフェクトアールで食事をすることも、仕事場アトリエで働くことも、じぶんの独房セリュウルにいることも、聖堂で弥撒ミサを聴くことも出来ないとすればあなたいったいどこに住んでいるんですか」
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
移り来し明るき独房へや金網あみあれど冬陽さしゐてまるき日が見ゆ
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
シゴイさんは修道院の独房エルミタアジュのような簡素な風景の中にあおのけに寝、マヌキャンの動かない感じで眼をつぶっていた。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)