“蕁麻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いらくさ74.1%
いらぐさ22.2%
たんま3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢の中でも、私は、強情な植物共のつるを引張り、蕁麻いらくさとげに悩まされ、シトロンの針に突かれ、蜂には火の様にされ続ける。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ひいらぎ蕁麻いらぐさ山査子さんざし野薔薇のばらあざみや気短かないばらなどと戦わなければならなかった。非常な掻傷そうしょうを受けた。
おきながかくかたりし時牧之ぼくしいらの形状けいじやうをくはしくきかざりしが、のちあんずるにいらとは蕁麻いらくさの事なるべし、蕁麻たんまは本草に見えたるくさの名也。あさの字にじゆくしたればあさかへても用ふべきものなるべし。