“いらぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蕁麻75.0%
蕁草25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕁麻いらぐさの匂、金雀花えにしだの匂がして
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ある日彼は、その地方の人々が一生懸命に蕁麻いらぐさを抜き取ってるのを見かけた。その草が抜き取られて、うずたかく積まれながらかわき切ってるのをながめて、彼は言った。
蕁草いらぐさおほはれたる細道ほそみちけば別室べつしつ入口いりぐちで、ひらけば玄關げんくわんである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
蕁草いらぐさおおわれたる細道ほそみちけば別室べっしつ入口いりぐちで、ひらけば玄関げんかんである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
町立病院ちやうりつびやうゐんにはうち牛蒡ごばう蕁草いらぐさ野麻のあさなどのむらがしげつてるあたりに、さゝやかなる別室べつしつの一むねがある。屋根やねのブリキいたびて、烟突えんとつなかばこはれ、玄關げんくわん階段かいだん紛堊しつくひがれて、ちて、雜草ざつさうさへのび/\と。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
町立病院ちょうりつびょういんにわうち牛蒡ごぼう蕁草いらぐさ野麻のあさなどのむらがしげってるあたりに、ささやかなる別室べっしつの一むねがある。屋根やねのブリキいたびて、烟突えんとつなかばこわれ、玄関げんかん階段かいだん紛堊しっくいがれて、ちて、雑草ざっそうさえのびのびと。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)