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蕁麻
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いらぐさ
ふりがな文庫
“
蕁麻
(
いらぐさ
)” の例文
柊
(
ひいらぎ
)
や
蕁麻
(
いらぐさ
)
や
山査子
(
さんざし
)
や
野薔薇
(
のばら
)
や
薊
(
あざみ
)
や気短かな
茨
(
いばら
)
などと戦わなければならなかった。非常な
掻傷
(
そうしょう
)
を受けた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
古代の伝説がわれわれに教えるそれには及ばずとも、また、第二のペルセエがすでに無くなっている頭を斬ることはできないにしても、彼女らはその妹分たる陸の
蕁麻
(
いらぐさ
)
と同様
刺
(
とげ
)
をもっている。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
蕁麻
(
いらぐさ
)
の匂、
金雀花
(
えにしだ
)
の匂がして
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
ある日彼は、その地方の人々が一生懸命に
蕁麻
(
いらぐさ
)
を抜き取ってるのを見かけた。その草が抜き取られて、うずたかく積まれながらかわき切ってるのをながめて、彼は言った。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
やせた変な形の
藪
(
やぶ
)
が木立ちの薄い所で音を立てていた。高い
叢
(
くさむら
)
は北風の下に針のようにうごめいていた。
蕁麻
(
いらぐさ
)
はよじれ合って、
餌食
(
えじき
)
を求めている爪をそなえた長い腕のようだった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
ただその種子は熟すにつれて地に落ちるので、収穫に少し困難である。ただそれだけのことだ。ちょっと手をかけてやれば、
蕁麻
(
いらぐさ
)
はごく
益
(
やく
)
に立つんだが、うっちゃっておけば害になる。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
彼女はまったく僧衣に押しつぶされた
蕁麻
(
いらぐさ
)
だった。王政復古の時に及んで、彼女は信者となり、しかも非常に熱心だったので、教会は彼女に亡くなった夫の修道士の罪を許してくれた。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
その他の
花卉
(
かき
)
は、
蕁麻
(
いらぐさ
)
や
藪
(
やぶ
)
となり、あるいは枯れてしまった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
蕁
漢検1級
部首:⾋
15画
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
“蕁麻”で始まる語句
蕁麻疹