“蕁麻疹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんましん66.7%
ジンマシン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは蕁麻疹じんましんのような痒さであったが、今朝から春日山の若葉の間をくぐり抜けたり、ライカを持ち歩いている貞之助のために五六回も木の下に立ってポーズしたりしたので
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「——もしもしめ鯖にあたったんならさ、まず蕁麻疹じんましんが出るか、嘔吐おうとがおこるかするんだな、ところがおれもきみもそんな症状はなかった、これはだから、食中毒じゃないな、おれは冷えだと思うね」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
まぐろを食えば、たちまち蕁麻疹ジンマシン。赤身の魚は一切駄目。すし屋へ行ったって、食えるものと言ったら、こはだ、あなご、卵と言ったところ。
うどんのお化け (新字新仮名) / 古川緑波(著)