トップ
>
蝲蛄
ふりがな文庫
“蝲蛄”の読み方と例文
読み方
割合
ざりがに
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざりがに
(逆引き)
女の市場商人が
啀
(
いが
)
みあひながら、罵る相手に
蝲蛄
(
ざりがに
)
をつかんで投げつけてゐるのや、
大露西亜人
(
モスカーリ
)
が片手で自分の山羊髯をしごきながら、片手で……。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
にんじんは、口を
噤
(
つぐ
)
ませるために、それを打とうとでもするように、そっと玉網の
棹
(
さお
)
を引き上げると、これはまた、
蘆
(
あし
)
の繁みから、大きな
図体
(
ずうたい
)
をした
蝲蛄
(
ざりがに
)
がいくつとなく現われてくる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
雪溶けの沢水の中には、のそのそと歩きまわる
蝲蛄
(
ざりがに
)
。
葡萄蔓の束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
蝲蛄(ざりがに)の例文をもっと
(4作品)
見る
“蝲蛄”の意味
《名詞》
ざりがにの漢名。
(出典:Wiktionary)
蝲
漢検1級
部首:⾍
15画
蛄
漢検1級
部首:⾍
11画
“蝲蛄”のふりがなが多い著者
ジュール・ルナール
ニコライ・ゴーゴリ
久生十蘭