“相似”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あひに41.7%
そうじ25.0%
あいに16.7%
さうじ8.3%
シミリテュード8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずゐ文帝ぶんてい宮中きうちうには、桃花たうくわよそほひあり。おもむき相似あひにたるものなりみないろてらちようりて、きみこゝろかたむけんとする所以ゆゑんあへ歎美たんびすべきにあらずといへども、しかれどもこゝろざし可憐也かれんなり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この不気味な能面と、男の黄金仮面の無表情の相似そうじについて、様々な信じ難い噂さえ伝えられた。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
人物において相似あいに、運動において相同じく、概言すれば、松陰は畢竟ひっきょう、小マヂニーというも不可なければなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
たゞ、あの方と相似さうじした趣味や感情を持つてゐるといふ意味である。
……とりわけ、わたしをうっとりさせるのは、これがお嬢さまの眼差とそっくりだということです! なんという素晴らしい相似シミリテュード! それに、こいつは、たいへん悧口なんです。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)