相似あひに)” の例文
ずゐ文帝ぶんてい宮中きうちうには、桃花たうくわよそほひあり。おもむき相似あひにたるものなりみないろてらちようりて、きみこゝろかたむけんとする所以ゆゑんあへ歎美たんびすべきにあらずといへども、しかれどもこゝろざし可憐也かれんなり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
(以上一条の全文)越後に永光寺、信濃に温泉寺、事の相似あひにたる一奇怪きくわいといふべし。
深きところには、やはらかなる土に掘りこみたる道の行き違ひたるあり。その枝の多き、その様の相似あひにたる、おもなる筋を知りたる人も踏み迷ふべきほどなり。われは穉心おさなごころに何ともおもはず。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さても相似あひに宿世すぐせや。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
(以上一条の全文)越後に永光寺、信濃に温泉寺、事の相似あひにたる一奇怪きくわいといふべし。
さても相似あひにひと
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)