トップ
>
相似
>
あひに
ふりがな文庫
“
相似
(
あひに
)” の例文
隋
(
ずゐ
)
の
文帝
(
ぶんてい
)
の
宮中
(
きうちう
)
には、
桃花
(
たうくわ
)
の
粧
(
よそほひ
)
あり。
其
(
そ
)
の
趣
(
おもむき
)
相似
(
あひに
)
たるもの
也
(
なり
)
。
皆
(
みな
)
色
(
いろ
)
を
衒
(
てら
)
ひ
寵
(
ちよう
)
を
售
(
う
)
りて、
君
(
きみ
)
が
意
(
こゝろ
)
を
傾
(
かたむ
)
けんとする
所以
(
ゆゑん
)
、
敢
(
あへ
)
て
歎美
(
たんび
)
すべきにあらずと
雖
(
いへど
)
も、
然
(
しか
)
れども
其
(
そ
)
の
志
(
こゝろざし
)
や
可憐也
(
かれんなり
)
。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(以上一条の全文)越後に永光寺、信濃に温泉寺、事の
相似
(
あひに
)
たる一
奇怪
(
きくわい
)
といふべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
深きところには、
軟
(
やはらか
)
なる土に掘りこみたる道の行き違ひたるあり。その枝の多き、その様の
相似
(
あひに
)
たる、おもなる筋を知りたる人も踏み迷ふべきほどなり。われは
穉心
(
おさなごころ
)
に何ともおもはず。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
さても
相似
(
あひに
)
た
宿世
(
すぐせ
)
や。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
(以上一条の全文)越後に永光寺、信濃に温泉寺、事の
相似
(
あひに
)
たる一
奇怪
(
きくわい
)
といふべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
さても
相似
(
あひに
)
た
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
“相似”の意味
《名詞》
形や性質がよく似ていること。
ある図形を拡大・縮小すると他の図形と完全に重ね合わせることができるような関係。
発生起源が異なっているが外観や機能が似ている器官。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
似
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“相似”で始まる語句
相似形