“穉心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさなごころ33.3%
をさなごころ33.3%
をさなごゝろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深きところには、やはらかなる土に掘りこみたる道の行き違ひたるあり。その枝の多き、その様の相似あひにたる、おもなる筋を知りたる人も踏み迷ふべきほどなり。われは穉心おさなごころに何ともおもはず。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
人々は我齡を算へ、我がためにさでかなはぬ事を商量したり。その何事なるかは知らねど、善きことにはあらず。奈何いかにしてこゝをばのがれむ。われは穉心をさなごころにあらん限りの智慧を絞り出しつ。
深きところには、やはらかなる土に掘りこみたる道の行き違ひたるあり。その枝の多き、その樣の相似たる、おもなる筋を知りたる人も踏み迷ふべきほどなり。われは穉心をさなごゝろに何ともおもはず。