“をさなごゝろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幼心40.0%
稚心40.0%
穉心20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われを父母ちゝはゝありし故郷ふるさと幼心をさなごゝろに返し
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
余興も幾組かあつた。多くの無邪気な男女をとこをんなの少年は、互ひに悲んだり笑つたりして、稚心をさなごゝろにも斯の日を忘れまいとするのであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
深きところには、やはらかなる土に掘りこみたる道の行き違ひたるあり。その枝の多き、その樣の相似たる、おもなる筋を知りたる人も踏み迷ふべきほどなり。われは穉心をさなごゝろに何ともおもはず。