稚心をさなごゝろ)” の例文
自分は其時稚心をさなごゝろにも猶この葬式が普通でない事、見すぼらしい事を知つて、行く路々ひそかに肩身の狹くなるを感じたのであつた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
余興も幾組かあつた。多くの無邪気な男女をとこをんなの少年は、互ひに悲んだり笑つたりして、稚心をさなごゝろにも斯の日を忘れまいとするのであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)