幼心をさなごゝろ)” の例文
父樣とつさまにも勘藏かんざうにも乳母ばあやにはべつしてのこといろ/\と苦勞くらうをかけまして今更いまさらおもへばはづかしいやらおどくやら幼心をさなごゝろのあとさきずにほどのない無分別むふんべつさりながらきぬいのちかやことたすかりしを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
われを父母ちゝはゝありし故郷ふるさと幼心をさなごゝろに返し
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)