“無分別”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むふんべつ91.3%
むふんべつに4.3%
むぶんべつ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年はずこの店にはいり、空気銃を一つとり上げて全然無分別むふんべつまとねらう。射撃屋の店には誰もいない。少年の姿は膝の上まで。
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御辺の行跡何とも無分別むふんべつに候、行末何になるべき覚悟に……弓馬は男の業也わざなり器用も不器用も不入候可いらずそうろうべく稽古事也、国をおさむ文武二道なくては更にかなうべからず候
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ヂュリ あゝ、もし、誓言せいごんは、およしなされ。うれしいとはおもへども、今宵こよひすぐに約束やくそくするのは、粗忽そこつらしうて、無分別むぶんべつで、早急さっきふで、あッといふえる稻妻いなづまのやうで、うれしうない。