“分別者”の読み方と例文
読み方割合
ふんべつもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大門の会所をあずかっている三浦屋四郎兵衛は分別者ふんべつものであった。彼はおくればせに駈け付けて来て、すぐにこの持て余した狼藉者を召捕る法を考え付いた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と言つて來たのは、四十前後の分別者ふんべつものらしい女と、十七か八の、眼のさめるやうな娘でした。
分別者ふんべつもののようでも、やはり官兵衛は三十になったばかりの男だった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)