“をさなごころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幼心50.0%
稚心25.0%
穉心25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茹栗ゆでぐり燒栗やきぐり可懷なつかし。酸漿ほうづきることなれど、丹波栗たんばぐりけば、さととほく、やまはるかに、仙境せんきやう土産みやげごと幼心をさなごころおもひしが。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
自分は其時稚心をさなごころにも猶この葬式が普通でない事、見すぼらしい事を知つて、行く路々ひそかに肩身の狭くなるを感じたのであつた。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
人々は我齡を算へ、我がためにさでかなはぬ事を商量したり。その何事なるかは知らねど、善きことにはあらず。奈何いかにしてこゝをばのがれむ。われは穉心をさなごころにあらん限りの智慧を絞り出しつ。