“燒栗”の読み方と例文
新字:焼栗
読み方割合
やきぐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茹栗ゆでぐり燒栗やきぐり可懷なつかし。酸漿ほうづきることなれど、丹波栗たんばぐりけば、さととほく、やまはるかに、仙境せんきやう土産みやげごと幼心をさなごころおもひしが。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あるばんぢいやがうらのお稻荷いなりさまのわきからひろつておほきなくりにくべまして、おいしさうな燒栗やきぐりのにほひをさせてますと、それを爐邊ろばたいたうへうらやましさうに澁柿しぶかきがありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)