“燒出”の読み方と例文
新字:焼出
読み方割合
やけだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……地震ぢしんとともに燒出やけだした中六番町なかろくばんちやうが……いまつた、三日みつか眞夜中まよなかおよんで、やく二十六時間にじふろくじかん
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ほとんど、五分ごふん六分ろつぷんきに搖返ゆりかへ地震ぢしんおそれ、またけ、はかなく燒出やけだされた人々ひと/″\などが、おもひおもひに、急難きふなん危厄きやくげのびた、四谷見附よつやみつけそと、新公園しんこうゑん内外うちそと幾千萬いくせんまん群集ぐんしふ
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
不思議ふしぎまど空所くうしよはしかゝつたふすまつたつて、あがりざまに屋根やねて、それから山王樣さんわうさまやま逃上にげあがつたが、其處そこはれてのがるゝ途中とちう、おなじなんつて燒出やけだされたため、道傍みちばたちて
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)