“やけだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼出66.7%
燒出33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼出(やけだ)されが荷を担(かつ)いで逃げ様とする、向(むこう)からお町奉行が出馬に成る、此方(こっち)の曲角からお使番が馬で来る、彼方(あちら)から弥次馬が来る、馬だらけに成りますが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
当時(たうじ)飛鳥(とぶとり)も落(お)ちると言(い)ふ、お妾(めかけ)が一人(ひとり)乗(の)つて出(で)たが、船(ふね)の焼出(やけだ)したのは、主(ぬし)が見(み)さしつた通(とほ)りでがす。——其(そ)の妾(めかけ)と言(い)ふのが、祖父殿(おんぢいどん)の許嫁(いひなづけ)で有(あ)つたとも言(い)へば、馴染(なじみ)だとも風説(うはさ)したゞね。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
……地震(ぢしん)とともに燒出(やけだ)した中六番町(なかろくばんちやう)の火(ひ)が……いま言(い)つた、三日(みつか)の眞夜中(まよなか)に及(およ)んで、約(やく)二十六時間(にじふろくじかん)。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
殆(ほとん)ど、五分(ごふん)置(お)き六分(ろつぷん)置(お)きに搖返(ゆりかへ)す地震(ぢしん)を恐(おそ)れ、また火(ひ)を避(さ)け、はかなく燒出(やけだ)された人々(ひと/″\)などが、おもひおもひに、急難(きふなん)、危厄(きやく)を逃(に)げのびた、四谷見附(よつやみつけ)そと、新公園(しんこうゑん)の内外(うちそと)、幾千萬(いくせんまん)の群集(ぐんしふ)は
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
不思議(ふしぎ)に窓(まど)の空所(くうしよ)へ橋(はし)に掛(かゝ)つた襖(ふすま)を傳(つた)つて、上(あが)りざまに屋根(やね)へ出(で)て、それから山王樣(さんわうさま)の山(やま)へ逃上(にげあが)つたが、其處(そこ)も火(ひ)に追(お)はれて逃(のが)るゝ途中(とちう)、おなじ難(なん)に逢(あ)つて燒出(やけだ)されたため、道傍(みちばた)に落(お)ちて居(ゐ)た
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)