“焼出”の読み方と例文
旧字:燒出
読み方割合
やけだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼出やけだされが荷をかついで逃げ様とする、むこうからお町奉行が出馬に成る、此方こっちの曲角からお使番が馬で来る、彼方あちらから弥次馬が来る、馬だらけに成りますが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
当時たうじ飛鳥とぶとりちるとふ、おめかけ一人ひとりつてたが、ふね焼出やけだしたのは、ぬしさしつたとほりでがす。——めかけふのが、祖父殿おんぢいどん許嫁いひなづけつたともへば、馴染なじみだとも風説うはさしたゞね。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)