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燒出
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やけだ
ふりがな文庫
“
燒出
(
やけだ
)” の例文
新字:
焼出
……
地震
(
ぢしん
)
とともに
燒出
(
やけだ
)
した
中六番町
(
なかろくばんちやう
)
の
火
(
ひ
)
が……いま
言
(
い
)
つた、
三日
(
みつか
)
の
眞夜中
(
まよなか
)
に
及
(
およ
)
んで、
約
(
やく
)
二十六時間
(
にじふろくじかん
)
。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殆
(
ほとん
)
ど、
五分
(
ごふん
)
置
(
お
)
き
六分
(
ろつぷん
)
置
(
お
)
きに
搖返
(
ゆりかへ
)
す
地震
(
ぢしん
)
を
恐
(
おそ
)
れ、また
火
(
ひ
)
を
避
(
さ
)
け、はかなく
燒出
(
やけだ
)
された
人々
(
ひと/″\
)
などが、おもひおもひに、
急難
(
きふなん
)
、
危厄
(
きやく
)
を
逃
(
に
)
げのびた、
四谷見附
(
よつやみつけ
)
そと、
新公園
(
しんこうゑん
)
の
内外
(
うちそと
)
、
幾千萬
(
いくせんまん
)
の
群集
(
ぐんしふ
)
は
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
に
窓
(
まど
)
の
空所
(
くうしよ
)
へ
橋
(
はし
)
に
掛
(
かゝ
)
つた
襖
(
ふすま
)
を
傳
(
つた
)
つて、
上
(
あが
)
りざまに
屋根
(
やね
)
へ
出
(
で
)
て、それから
山王樣
(
さんわうさま
)
の
山
(
やま
)
へ
逃上
(
にげあが
)
つたが、
其處
(
そこ
)
も
火
(
ひ
)
に
追
(
お
)
はれて
逃
(
のが
)
るゝ
途中
(
とちう
)
、おなじ
難
(
なん
)
に
逢
(
あ
)
つて
燒出
(
やけだ
)
されたため、
道傍
(
みちばた
)
に
落
(
お
)
ちて
居
(
ゐ
)
た
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
燒
部首:⽕
16画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“燒”で始まる語句
燒
燒酎
燒餅
燒石
燒芋
燒痕
燒死
燒野
燒盡
燒肉