“四谷見附”の読み方と例文
読み方割合
よつやみつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は四谷見附よつやみつけを出てから迂曲うきょくした外濠のつつみの、丁度その曲角まがりかどになっている本村町ほんむらちょうの坂上に立って、次第に地勢の低くなり行くにつれ
爾時そのときであつた。あの四谷見附よつやみつけやぐらは、まどをはめたやうな兩眼りやうがんみひらいて、てんちうする、素裸すはだかかたちへんじた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二つ一緒だと、百円くらいには売れるかも知れない。外は、ひどい霧だった。四谷見附よつやみつけまで来たら、しらじらと夜が明けはじめた。省線に乗った。横浜。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)