“本村町”の読み方と例文
読み方割合
ほんむらちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は四谷見附よつやみつけを出てから迂曲うきょくした外濠のつつみの、丁度その曲角まがりかどになっている本村町ほんむらちょうの坂上に立って、次第に地勢の低くなり行くにつれ
大正二年には保が七月十二日に麻布あざぶ西町にしまち十五番地に、八月二十八日に同区本村町ほんむらちょう八番地に移った。三年には九月九日に今の牛込船河原町ふながわらちょうの家に移った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
買いたいものが何でもぶらさがっている。私は桃割れの髪をかしげて電車のガラス窓で直した。本村町ほんむらちょうで降りると、邸町になった路地の奥にそのうちがあった。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)