“燒痕”のいろいろな読み方と例文
新字:焼痕
読み方割合
やけど66.7%
やけあと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きり/\と縛り上げられ乍ら、お越は、半面燒痕やけどの顏をあげて、二階を睨み上げながら、忿怒の聲をめなかつたのです。
和吉さんですか——あれは利口者ですよ。役者も田舍廻りでは良い顏だつたといひますが、あの燒痕やけどぢや、舞臺の色事師もだらしがありません。氣の毒ですね
燒痕やけあとのない方の半面はクワツと血に燃えて、どんな犧牲でも忍びさうな、この女の馬鹿正直さが、人を壓倒するのでした。