“穉子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさなご50.0%
をさなご33.3%
ちご16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、存じています。あの衝当つきあたりにあるのが摂津国屋の墓でございます。」抱かれている穉子おさなごはわたくしを見て、しきりに笑っておどり上がった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
優しく人をめぐみがほなる天使、再會して相悦べる靈ども、金笛きんてきの響に母の懷に俯したる穉子をさなごなど、いづれ自然ならざるなく、看るものは覺えず身を圖中にきて、審判のことばに耳を傾く。
無心の穉子ちごの耳にしも
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)