“寘”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば心を収むるは霊地に身をくより好きは無く、縁を遮るは浄業じやうごふに思を傾くるを最も勝れたりとなす。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その声近くなる時猟夫虎の子一つを落す。母これをくわえて巣にはしり帰りその子をきてまた猟夫を追う。また子一つを落すを拾い巣に伴い帰りてまた拾いに奔る。
世には既に死したる人のわれ等の間に迷ひ來て相交ることありとおもへるものあり。われは今これに反して、獨り泉下に入りて身を古の羅馬人の精靈の間にきたりとおもひぬ。