“金笛”の読み方と例文
読み方割合
きんてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一音ごとにはっきり聞き取られる位であった。多分今宵こよいの祭りの序開じょびらきの曲であろう。花やかな、晴がましい、金笛きんてきの響のようであった。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
優しく人をめぐみがほなる天使、再會して相悦べる靈ども、金笛きんてきの響に母の懷に俯したる穉子をさなごなど、いづれ自然ならざるなく、看るものは覺えず身を圖中にきて、審判のことばに耳を傾く。
金笛きんてきが鳴る。