“恤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぐ28.6%
あわれ21.4%
うれ21.4%
いた14.3%
あわ7.1%
いたは7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで始めて皆が疑いだしたが、周は成の心の異っていたことを知っているので、人をやって成のいそうな寺や山をあまね物色ぶっしょくさすと共に、時どき金やきぬをその子にめぐんでやった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
三年の間、彼は百姓をあわれいたわった。百姓は天地か父母のように視た。彼はまた、教学と文化の振興に努めた。児童も道を知り礼をわきまえた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その室を窺えどもることなし、蠅営狗苟ようえいくこう羊狠狼貪ようこんろうたんはやきこと飃風ひょうふうの如く、烈しきこと猛火のごとし。喬家の子生きて猶お悟らず、死すとも何ぞうれえん。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
夫よりしてお花は日夜にちや下婢をなごの中に立まじり勝手もとの事などはたらくにぞ亭主はいとゞ不便に思ひ家内の者に言つけてお花をいたはらせければ下婢をなご仲間なかまにてもお花を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば彼は二十一、二節において言う「わが友よなんじらわれをあわれめ、我を恤れめ、神の手われを撃てり、汝ら何とて神の如くして我を責めわが肉にくことなきや」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
助け起しかついたはり且慰め相談なし此由早速公儀こうぎへ訴へ出べきや又内分にすますべきか何にも致せ娘のことなれば田原町へ此由申遣し其上にて何れとも計ふべしとて直樣一人の男田原町へ駈行かけゆき老母が變死へんしの樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)