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恤
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うれ
ふりがな文庫
“
恤
(
うれ
)” の例文
その室を窺えども
睹
(
み
)
ることなし、
蠅営狗苟
(
ようえいくこう
)
、
羊狠狼貪
(
ようこんろうたん
)
、
疾
(
はや
)
きこと
飃風
(
ひょうふう
)
の如く、烈しきこと猛火の
若
(
ごと
)
し。喬家の子生きて猶お悟らず、死すとも何ぞ
恤
(
うれ
)
えん。
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
忠孝仁愛の心より
鰥寡
(
かんくわ
)
孤獨を
愍
(
あはれ
)
み、人の罪に陷るを
恤
(
うれ
)
ひ給ひしは深けれ共、實地手の屆きたる今の西洋の如く有しにや、書籍の上には見え渡らず、實に文明ぢやと感ずる也。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
蠅営狗苟
(
ようえいくこう
)
、
羊狠狼貪
(
ようこんろうたん
)
、
疾
(
はや
)
きこと
飄風
(
ひょうぷう
)
の如く、
烈
(
はげ
)
しきこと猛火の如し。
喬家
(
きょうか
)
の
子
(
こ
)
生きて
猶
(
な
)
お悟らず、死すとも何ぞ
恤
(
うれ
)
えん。
符氏
(
ふし
)
の
女
(
じょ
)
死して
猶
(
なお
)
貪婬
(
たんいん
)
なり、生ける時知るべし。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
恤
漢検1級
部首:⼼
9画
“恤”を含む語句
救恤
恤兵
矜恤
賑恤
撫恤
不恤緯
恤兵部
仁恤
俘虜救恤事務
愛恤
憐恤
憮恤
救恤品
敗恤
被救恤者