“恤(いた)” の例文
夫よりしてお花は日夜(にちや)下婢(をなご)の中に立交(まじ)り勝手元(もと)の事など働(はたら)くにぞ亭主はいとゞ不便に思ひ家内の者に言付(つけ)てお花を恤(いた)はらせければ下婢(をなご)仲間(なかま)にてもお花を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尊き兄を溺らせしかと兄弟共に慚ぢ悲みて、弟の袂を兄は絞り兄の衣裾(もすそ)を弟は絞りて互ひに恤(いた)はり慰めけるが、彼橋をまた引き来りて洲の後面(うしろ)なる流れに打ちかけ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)