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恤
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めぐ
ふりがな文庫
“
恤
(
めぐ
)” の例文
そこで始めて皆が疑いだしたが、周は成の心の異っていたことを知っているので、人をやって成のいそうな寺や山を
偏
(
あまね
)
く
物色
(
ぶっしょく
)
さすと共に、時どき金や
帛
(
きぬ
)
をその子に
恤
(
めぐ
)
んでやった。
成仙
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
優しく人を
恤
(
めぐ
)
みがほなる天使、再會して相悦べる靈ども、
金笛
(
きんてき
)
の響に母の懷に俯したる
穉子
(
をさなご
)
など、いづれ自然ならざるなく、看るものは覺えず身を圖中に
寘
(
お
)
きて、審判のことばに耳を傾く。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
高橋その
馳走
(
ちそう
)
をうけ、これにて少し
腹
(
はら
)
が
癒
(
い
)
えたとて去りたりと。この高橋は
洋学
(
ようがく
)
にも
精通
(
せいつう
)
し、
後来
(
こうらい
)
有望
(
ゆうぼう
)
の人なりけるに、
不幸
(
ふこう
)
にして世を
早
(
はや
)
うせり。先生深く
惋惜
(
えんせき
)
し、厚く
後事
(
こうじ
)
を
恤
(
めぐ
)
まれたりという。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
後
(
のち
)
、太子
高熾
(
こうし
)
の
羣小
(
ぐんしょう
)
の
為
(
ため
)
に
苦
(
くるし
)
めらるるや、告げて曰く、殿下は
但
(
ただ
)
当
(
まさ
)
に誠を
竭
(
つく
)
して
孝敬
(
こうけい
)
に、
孳々
(
しし
)
として民を
恤
(
めぐ
)
みたもうべきのみ、万事は天に在り、小人は意を
措
(
お
)
くに足らずと。識見亦高しというべし。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
恤
漢検1級
部首:⼼
9画
“恤”を含む語句
救恤
恤兵
矜恤
賑恤
撫恤
不恤緯
恤兵部
仁恤
俘虜救恤事務
愛恤
憐恤
憮恤
救恤品
敗恤
被救恤者