“宥免”の読み方と例文
読み方割合
ゆうめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この場に及んでも、自己の一身上のための弁疏べんそ哀願は後廻しにして、まず借物にいたみのないようにと宥免ゆうめんを乞うのを耳にも入れず
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「お助けいたすでござりましょうが、その代り我々がお願いいたした、例の同志の宥免ゆうめん状、萩丸殿にはお書きくださるか!」
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大士と弟子たちの宥免ゆうめんを願い奉ると夫婦叩頭こうとう、坊主も頓首とんしゅし続けて互いに赦しを乞う事十五分間とは前代未聞の椿事なり。