トップ
>
宥恕
>
ゆるし
ふりがな文庫
“
宥恕
(
ゆるし
)” の例文
ベルナアルさんは、
宥恕
(
ゆるし
)
を乞うような哀れな眼つきで院長の顔を振り仰ぐと、またしょんぼりと顎を胸につけてしまった。
葡萄蔓の束
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
と
質
(
ただ
)
すと、源三は
術
(
じゅつ
)
無
(
なさ
)
そうに、かつは
憐愍
(
あわれみ
)
と
宥恕
(
ゆるし
)
とを
乞
(
こ
)
うような
面
(
かお
)
をして
微
(
かすか
)
に
点頭
(
うなずい
)
た。源三の腹の中は
秘
(
かく
)
しきれなくなって、ここに至ってその
継子根性
(
ままここんじょう
)
の
本相
(
ほんしょう
)
を現してしまった。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“宥恕”の意味
《名詞》
寛大な心で許し、咎めないこと。
(出典:Wiktionary)
宥
漢検準1級
部首:⼧
9画
恕
漢検準1級
部首:⼼
10画
“宥”で始まる語句
宥
宥免
宥覚
宥源
宥和
宥快
宥欣