“滅相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めっそう87.8%
めつさう8.2%
めっさう2.0%
めつそう2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滅相めっそうもないこと、三彩獅子を御覧ごろうぜられて、将軍家の御感ぎょかん一通ひととおりでなく、殿、御上府のせつは、偉い面目めんもくをほどこしたそうでござる」
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
滅相めつさうな、この頃の御評判は大したもんですよ。ついてはこゝいらに——」番附屋は扇子の尻で前頭の中軸なかじくどこを指ざした。
ロミオ いや/\、滅相めっさうな。足下きみ舞踏靴をどりぐつそこかるいが、わしこゝろそこなまりのやうにおもいによって、をどることはおろか、あるきたうもない。
いやしくもレディの雑誌に、滅相めつそうもないこんな欄を設けたものだ。しかもそれが読者によつて迎へられると聞いては、もうすつかり顔まけで、また何をか言はんやといふ気持である。
最も早熟な一例 (新字旧仮名) / 佐藤春夫(著)