“滅法界”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めっぽうかい65.0%
めっぽうけえ15.0%
めつぽふかい10.0%
めっぽうけい5.0%
めつぱふかい5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると医者はたいへんあわてて、まるでのろしのように急に立ちあがって、滅法界めっぽうかいもなく大きく黒くなって、途方とほうもない方へ飛んで行ってしまいました。
ひのきとひなげし (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
男「エヽコウ潮時がわりいもんだから滅法界めっぽうけえに遅くなった、なにしても寒くって堪らねえから何処かで一ぺいろうか」
「それはまた滅法界めつぽふかいに高い」と選挙人は椅子を擦り寄せて低声こごゑになつた。
床へ来るとわっちがいて、旦那どうして此方こちらへ出ていらしったと云うと、商売替しょうべいげえをする積りで、滅法界めっぽうけい金を持って来て、迂濶うっかり春見屋へ預けたと云うから、それはとんだ、むゝなに
つぶし是は滅法界めつぱふかいに重き御品なり先生此御杖このおつゑ何程いかほど貫目おもみ候やら私し共には勿々なか/\持上らずと云ければ後藤は打笑ひいな多寡たくわの知たる鐵の延棒のべほう某しがつゑの代りについ歩行あるくしな目方は十二三貫目も有べし途中にて惡漢わるものなどに出會いであひし時には切よりも此棒にて打偃うちのめすが宜しと云つゝ片手にて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)