“法曹界”の読み方と例文
読み方割合
ほうそうかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラ・フォンテーヌの物語にあるからす(コルボー)ときつね(ルナール)との名前である。いかにも法曹界ほうそうかい冷笑ひやかしの種となるに適していた。
法曹界ほうそうかいの名士に大学関係の学者たちの、宴会や隠れ遊びもあって、ふすま一重を隔てた隣座敷に、どんな偉方えらがたがとぐろいているか知れないのであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
田川といえば、法曹界ほうそうかいではかなり名の聞こえた割合に、どこといって取りとめた特色もない政客ではあるが、その人の名はむしろ夫人のうわさのために世人の記憶にあざやかであった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)