“是生滅法”の読み方と例文
読み方割合
ぜしょうめっぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後夜の鐘をつく時は、是生滅法ぜしょうめっぽうと響くなり。晨朝じんじょう生滅滅已しょうめつめつい入相いりあい寂滅為楽じゃくめついらくと響くなり。聞いて驚く人もなし。われも後生の雲はれて、真如しんにょの月をながめあかさん
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
梵鐘ぼんしょう是生滅法ぜしょうめっぽうと響いたところで、坊さんは酔い倒れてしまっているというようなわけであろう。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
生きた心地ここちも無くただ歩きに歩いて蹌踉そうろうとたどりついたところはの名も盛者必衰じょうしゃひっすい是生滅法ぜしょうめっぽうの鐘が崎、この鐘が崎の山添の野をわけて次郎右衛門のほのかな知合いの家をたずね
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)