“盲目滅法”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めくらめっぽう91.7%
めくらめつぽう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は相手の陣立も、武器も、勢力も、秘略も、何も知らずに、ただ盲目滅法めくらめっぽう、無茶苦茶に双方の間に飛び込んでしまった形になっておる。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
すると思いがけなく事務員風の男が半身を起して、盲目滅法めくらめっぽうに掴みかかったので、菜葉服の男は面喰ったらしい。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
恁麽こんな風に、彼は一時間半か二時間の間、盲目滅法めくらめつぽう驅けずり𢌞つて居たが、其間に醉が全然すつかり醒めて了つて、ゆるんだと云つても零度近い夜風の寒さが、犇々と身に沁みる。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)